あっという間に2月も中旬。
まだ寒い、この時期になると思い出します。
実家で祖父の介護をしていた時
「トイレには行きたい」
そんな意思表示で布団を
はねのけるおじいちゃんだったので、
掛け布団の角につけた
鈴の音を。
こういう寒い日に布団をかぶると
時折鈴の音が聞えたような
そんな 気持ちになります。
あの時は
やろうと思った事に取り組めない。
次から次へと問題が起こる。。
未来のことを考える時間なんてとれない。
まるで小さな会社の一人社長です。。。
違うのは、
ほぼ365日の生活の中で繰り返されるという事。
意識的に「時間を生み出そう」としなければ、
自分の時間を作れないのです。
人に与えられた時間が
24時間で世界共通である以上、
「人に任せる」ことをしないと時間は生まれないのです。
でもこれ、
私は出来なかったのです。
きっと、私とおなじ介護職の方や、
田舎に住んでいる方、で昔から「嫁がお年寄りを看る」
のがアタリマエとされてる地域ならなおさら。
人を家に入れたくない、
そんなお家もありますよね。
私がやらなきゃ!って頑張っちゃう。
目の前に起こること、
それぞれに対応するだけだったら、
ホント自分のやりたいこと、
なんて全部後に回っちゃう。
そして
「本当に自分がやりたいこと」
が麻痺してどんどん分からなくなっていきます。
今自分が何を食べたいのか、
誰と話したいのか、
話すらしたくないのかどうかも。
おうちでの介護だったら、
二人きりの世界に思えちゃうからなおさらでした。
今の状況が、
ずっと永遠に続くような気持ちになりますよね。
脳の中での対決
この先が見えない、
見通しが立たないことのストレスって
脳の中では
こんな対決が起こっています。
「疲れたな、休みたい」
って思う 本能。
いや、
「私一人しかいないんだから、休めない」
そう思う 理性脳。
休みたいって思った本能を、
いや、休めないよって理性脳が
押し付けちゃう。
そうすると
本能は生命維持装置の
脳幹に向かって
エネルギーが返ってくるような状態に。
だから、頭痛や無気力、
体が辛くなってしまう
うつの様な症状が出てきちゃいます。
頑張りすぎると、
脳ではこんなことが起こる様に、
うんちを出す機能
身体の中でも、
同じ様なことが起こっています。
一人じゃ大変だよ~
もうむりだよ
たすけて~(´□`。)
って、
外に言える人はまだ大丈夫です。
言えるだけで、外に言葉が出せるだけで、
違います。
大変だけど、やれるとこまでやってみる!
まだ、頑張れる!
みんなも大変なんだから、
私が弱音吐いちゃだめだ。
なんて思っていると、人に相談するなんて
思いもつかなくなったりします。
トイレのケアがきっかけで、
虐待の引き金になったり、介護うつになる場合もあります。
そこまでいく前に。
愚痴を言いたくないから言えない、
聞いてくれる方がいる方にオススメの出し方は
わーーーーーーっと愚痴を言った後
言いっぱなし、出しっぱなしじゃなく
「聞いてくれてありがとう、すっきりしたわ」
(●´ω`●)ゞ
って言えると、
人間は後に起こった方の印象が残るので
聞いてくれた相手も、嫌な気分にはなりにくいです。
私も、思わず愚痴っぽいことを
言っちゃったあとは、
「聞いてくれてありがとう」
って、言う様に心がけています。
忘れる時もあるかもですがw
より良く「出す」のは
うんちだけじゃなくて
心の中にある そのままの感情もより良い出し方を。
カラダからのお便りは
いつもトイレから!
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